人とは何者なのでしょうか
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たおやかさ いのちに満ちて 日数うる
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友人谷口幸三郎画伯の版画である。今頃は膳所高校の同窓会に出席していることだろう。八木重吉は『うすら陽』と題する1925年(大正14年)の詩で「うすら陽がみなぎっている」と歌い出した。言うまでもなく、この作品はその四行詩の第一行を受けている。下段には1月から3月までの暦が一日一日刻まれている。したがって、あと三枚の作品がある。絵の下には鉛筆書きで、うっすらと次の聖句が書かれている。 昼はあなたのもの、夜もまたあなたのもの。
あなたは月と太陽とを備えられました。
(旧約聖書 詩篇74篇16節)
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