今日の写真は、古利根川右岸の土手の写真です(川は画面左側から右方向に流れていますので、左側が右岸になります)。昨日の椋鳥数羽を写した写真の場所は、対岸にあたる左岸の一角で、こちらからはこんもりとした樹木の連なるところとしか見えないところです。
私たちの散歩コースはいつもこの土手から始まります。川の奥手(上流になりますが)の東武野田線が走っている鉄橋の先にある「人道橋」を渡り、左岸に出て、そこからその土手に沿って下り、「ゆりの木橋」を渡って再び、この右岸の土手まで帰って来るという、丸々一周コースです。全長ほぼ2キロになります。
一昨日までこの土手は、私たちの背丈にまで達するかの勢いで、土手の両側にはススキを始めとするヨシの原やらその他の様々な雑草が生い茂り、川面が見えないほどでした。それが、丸一日のちに綺麗に刈り取られていました。小鳥はどこかへ飛び去り、なぜかトンボが多数飛び交っているのが印象的でした。川内では、時折背鰭を見せて魚が泳いでいたり、カイツブリがあの小さなからだで潜っては顔をあらぬ方向に出したり、亀がいつもお決まりのところで家族でいたりするのが眺められる、私たちにとっては興趣尽きないいつもながらの川縁です。
こんな暑い時期に草刈りは大変だろうなあと思っていましたら、数メートル先に大きな機械を使って、雑草を次々薙ぎ倒していく、ブルドーザーを一人の作業員の方が運転しておられるところに出くわしました(もちろん、別のところではたくさんの方々が下草取りを行なっておられました)。騒音と刈り取られた草の乾いた匂い、太陽の陽光、乱れ飛ぶトンボ、夏のこの時期、「新陳代謝」ゆえの光景なのでしょうか。一晩寝て朝目覚めてみたら、それまでの様相がたちまち変わっていたということがありますが、公園の整備もこうして、季節季節に手を加えながら、自然環境は守られていることを実感する今朝の散策でした。そのことに呼応させるのは面映いですが、昨日疑問を呈しましたニューヨークタイムズの写真の件は今朝の「森本毅郎スタンバイ」を聞いていて解決しました。同放送はのっけから、早朝にバイデン大統領が大統領選から撤退する旨、SNSに投稿したことを報じました。ズームアップではこの問題を取り上げ、時事通信の山田氏とともにその意味を掘り下げていましたが、その時、私は初めて、ニューヨークタイムズのアメリカ政治に対する立ち位置が民主党寄りだということを知りました。
確かにニューヨークタイムズ紙がバイデン氏に大統領選から撤退するようにと書いたことは知っていましたが、ニューヨークタイムズ紙がどちらかと言えば民主党寄りの新聞だとは知りませんでした。だとすれば、トランプ氏の負傷の現場写真に「星条旗」が写っていないのは頷ける、と思ったからです。
いい意味でも悪い意味でもアメリカ民主主義の今後の動向には私だけでなく、誰しも注意せざるを得ないでしょう。たかが一枚の写真と思わず、真実を伝える写真の送り手、受け手でありたいと思います。
真実な証人はまやかしを言わない。偽りの証人はまやかしを吹聴する。(旧約聖書 箴言14章5節)