思わず、十枚ほど撮影しました。どれもこれも捨て難い思いですが、流石に当方のしつこさに参ったか、奴さんスタコラスタコラ、移動し始めるのです。飛ばないで。そしてスルスルとフェンス角を曲がり草むらに移って行きました。私もそこまで追うほど風流を解せない男ではありませんので、静かに見送りました。彼も安心したのか、歩を緩め草むらの主に帰りました。 すると反対側の川中には、これまた、素晴らしい出会いがありました。それが右側の写真です。亀君三匹と鴨君三匹ののどかな川縁の姿です。別の場所では川縁の石ころという石ころの上に亀が甲羅干しをしていました。もはや十本の指では数えられない亀君が思い思いに石ころの上に乗っかっていたのですよ。もちろんこちらが少しでも近づこうものなら、ざんぶと奴さん、水中に潜ってしまいます。何とも言えない可愛さです。もちろん、今や川中は魚が水を得て泳いでいます。
この左側の木こそ、私が執拗にその発育ぶりを追っていた木の開花ぶりだったのです。何年も春になるとこの木だけが他の桜とは違う。もっとも早く芽吹くと思っていたのですが、桜じゃなかったのですね。「すももももももものうち」と言う、かの「すもも」だったのです。ちなみに一番上の写真は月曜日、その下が火曜日、そして一番下が今日金曜日の写真です。桜の木が咲いているのですが、それをバックに白一色のすももの花が見事に咲き誇っているのです。
久しくご無沙汰している植物では、この歳になって初めて知ったことがありました、それもこの三枚の写真が語っています。芽吹くところから、花を咲かせるまでほぼ同一の小枝を撮影しました。毎日通っていましたが、二日ばかりこの木に近づけませんでした。今日、近づいてみてその木が桜ではないことに初めて気づいたのです。観察中、なぜ、桜色の蕾を見せてくれないのかと不思議に思っていたのですが・・・
さて、「花より団子」とは良く言ったものですね、果たして「すもも」の実が穫れるんですかね。これまた何も知らない男の愚問でしょうか。
鳥も騒ぎ、川面にせせらぎも聞こえ、川中を見ますと大きな魚が泳いでいます。「春の麗(うらら)の古利根川(?)、上り下りの散歩道(?)」と思わず、口ずさみたくなります。それもこれも花々がそれぞれ一斉開花に励んでいるからなのでしょうね。でも、元はと言えば、天地万物の造り主のおかげです。旧約聖書詩篇148篇に素晴らしい主への賛美が繰り返されています。最後にその詩篇を写しておきます。
1 ハレルヤ。天において主をほめたたえよ。いと高き所で主をほめたたえよ。
2 主をほめたたえよ。すべての御使いよ。主をほめたたえよ。主の万軍よ。
3 主をほめたたえよ。日よ。月よ。主をほめたたえよ。すべての輝く星よ。
4 主をほめたたえよ。天の天よ。天の上にある水よ。
5 彼らに主の名をほめたたえさせよ。主が命じて、彼らが造られた。
6 主は彼らを、世々限りなく立てられた。主は過ぎ去ることのない定めを置かれた。
7 地において主をほめたたえよ。海の巨獣よ。すべての淵よ。
8 火よ。雹よ。雪よ。煙よ。みことばを行なうあらしよ。
9 山々よ。すべての丘よ。実のなる木よ。すべての杉よ。10 獣よ。すべての家畜よ。はうものよ。翼のある鳥よ。11 地の王たちよ。すべての国民よ。君主たちよ。地のすべてのさばきづかさよ。
12 若い男よ。若い女よ。年老いた者と幼い者よ。
13 彼らに主の名をほめたたえさせよ。主の御名だけがあがめられ、その威光は地と天の上にあるからだ。
14 主は、その民の角を上げられた。主の聖徒たち、主の近くにいる民、イスラエルの子らの賛美を。ハレルヤ
あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。(新約聖書 マタイ5章16節)
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