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妻発す ハンゲショウと 口ずさむ 2025.6.29 |
今も咲いている。ある時、そのあたりを再度見てみたら、その折には気づかなかった、木標が立てかけてあり、はっきり「ハンゲショウ」と墨字で記されていた。その時、思い出した。そうだ、この湿地の植生をくわしく観察しながら、その生態を明らかにしていた職場の同僚がいた、と。彼は生物の先生であった。五十年前のことである。その頃から彼はすでに生態系の変化に注意しながら観察を続けていたのであろう。
昨今の温暖化のもたらす気候の変動、果ては住宅地まで山から降りてくる熊の出没が連日のように報道される現在、古利根川の川縁がいつまでも健在でいてくれと願わずにいられない。そう言えば、昨日の写真には載せなかったが、下の二枚も今夏覚えたカルガモの姿の一つである。
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目を凝らし 鴨の車列 見る幸よ 2025.7.7 |
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相見互う カルガモ二羽 何語らう 2025.6.24 |
私たちは、被造物全体が今に至るまで、ともにうめきともに産みの苦しみをしていることを知っています。そればかりでなく、御霊の初穂をいただいている私たち自身も、心の中でうめきながら、子にしていただくこと、すなわち、私たちのからだの贖われることを待ち望んでいます。私たちは、この望みによって救われているのです。目に見える望みは、望みではありません。だれでも目で見ていることを、どうしてさらに望むでしょう。もしまだ見ていないものを望んでいるのなら、私たちは、忍耐をもって熱心に待ちます。(新約聖書 ローマ8:22〜25)
こんにちは。長い間更新がなく実は心配していました。昨日の記事にコメント書こう、と思っていたら、連日の投稿や写真が載せられていました。お元気でよかったです。
返信削除「ブログは所詮己が存在の誇示に過ぎない」との言葉に引っかかっていました。
そんなことを言ったら、しょうもない俳句やら写真を飽きずに毎日載せている私はどう見られているんだろう。
自分の周りの世界や連れ合いのことや、世の中の情勢やなんでもいろいろ感じることは、生きている証ではありませんか。
私のHPだって訪れる人は少ないです。でも自分を発信することは大事だと思っています。
長文失礼しました。
追伸
返信削除半化粧とも半夏生ともとれるハンゲショウです。
写真をみた限りでは、半分白くお化粧したみたいな葉ですね。
「半夏生」という名前も、中々意味深な名称ですね。「半夏生」(太陽の黄経が100°になる日であり、毎年7月2日頃)の頃に白い葉をつけるとwikipediaにありますね。
返信削除黒田です。高松に仕事できていました。今日は岡山て妻と合流して故郷津山に帰ります。だんだん妻の一人旅は難しくなります。毎夜電話で確認して、紙に書いて渡しています。
返信削除時々あなたのブログを見ていますよ。感服しています。
東奔西走ですね。「津山」は黒田さんの独特の表現とあいまっていつも懐かしく思い出します。時には指揮棒を叩いて、我ら凡庸な部員を叱咤激励した姿と共に・・・
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