2016年4月26日火曜日

私は赦すことはできても忘れることができない

まずあなたの兄弟と仲直りをしなさい。それから、来て、その供え物をささげなさい。(マタイ5・24)

 誰かがあなたに反対するものを何か持っているかも知れません。それは昔の言い争いや肉的な誤解によるのかもしれません。そして、あなたは余りにも自信満々なので自分の欠点やあなたの悪い点があることを知ることができないのです。それとも、あなたは余りにも臆病であったり、余りにもなまくらなので、仲直りできないかなのです。

 双方に欠点がある時、欠点を持つほとんどの人はかなりの場合、赦す用意が全然ないのです。 さあ、その場合を考えて見ましょう。あなたはほんとうにすべての人を愛しており寛容な心を持っているでしょうか。

 「私たちの負いめをお赦しください。私たちも、私たちに負いめのある人たちを赦しました。」ということばで言い逃れをしようとすることは無駄です。なぜならキリスト御自身がそれらを説明しさらに強調されたのです。キリストは言われました。「しかし、人を赦さないなら、あなたがたの父もあなたがたの罪をお赦しになりません。」

 このことを避けるものは何もありません。もしあなたが赦さないのなら、あなたには絶対的な赦しがありません。というのは神様以外に誰が罪を赦すことができますか。だから「私は赦します、でも忘れることができないのです」と言うのは意味がありません。あなたは心のうちにあることを良く知っているでしょう。あなたが言うまさしくその語調はあなたがほんとうは赦していないことを示しているのです。神様はあなたの「忘れることができない」という心の底にある事柄をご存知なのです。

 激しく向きを変えないで、「けれどもできないものはできないのです」と言いなさい。なぜなら人に不可能なことは神にとって可能だからです。

私たちの父よ、私たちが背いたことをお赦しください 
あなたの愛を傷つけ、あなたの御旨から離れましたことを 
今からはあなたの赦しの平安のうちに生かせてください 
あなたのみ赦しをとおして私たちも赦せますように
あなたの愛する御子は私たちに祈ることを教えて下さいました 
あなたの恵みの富は道を開いてくださいました
その上、あなたご自身が力ですから 

 4章 ただあなたのために(15)The Life Story of F.R.Havergal by Jennie Chappellより
 26日にハヴァガルはMorning Starsの校正を正すために最終的に筆を執った。まだ彼女には痛みはなかった。医者でさえ危険を予知していなかった。致命的な悪寒に続く第8日目まで痛ましい症状はあらわれなかった。それから、「熱と内蔵の炎症が突然起こり、全身に腹膜炎の苦痛症状があらわれた」
 その時以降、痛みの緩和はほとんどなく、「すべての治療は失敗した」
 彼女の兄姉たちが呼ばれ、急いでやって来た。兄姉たちはベッドのまわりで歌い、続く日々の期間耐えられるようにハヴァガルと一緒に祈った。ハヴァガルは彼らに、そしてまわりにいるすべての者にその親切心を心から感謝した。しかし彼女の変わることのない願いは王とお会いする引き上げられる喜びであった。それこそ彼女が全人生で求めて来たものであり、ついに引き寄せられることが間近であったからである。
 「美しい! あまりにも素晴らしく本当とは思えない!」と彼女は言った。それは医者の一人が彼女にもうまもなく召されるであろうと話した時であった。さらに小さな声で言うのが聞かれた「何とすばらしいところに私は行こうとしてるのか」最後の時間、何度も何度もそう言った。) 

0 件のコメント:

コメントを投稿