2023年5月13日土曜日

母の日、間近なり

軒下に 燕子育て 主の愛 
 草花は百花繚乱、いよいよその勢いは増すばかり。と、思っていたら、魚も鳥も忙しげに泳いだり、飛び回ったりしている。まさに春爛漫である。ふなも亀も雀も燕もヒヨドリも鳩も、餌を求めて余念がないのだ。溝(どぶ)川に泳ぐふなたちは悠然と泳いでいるので、何度かカメラに納めたが、どす黒いばかりで私の趣味に合わなかった。一方、チチッと鳴く可愛い声に、カメラを向け、何度かその姿を野原の緑をバックに撮ろうとするが、成功した試しがない。そんな中で燕だけは人家の軒下に巣を作っている。それでも一頃に比べると目にする機会が少なくなったが、遅鈍な私には格好のシャッターチャンスではある。

 その私のために、相方が近寄れないで鳴いているのを耳にしながら、背伸びしてカメラに収めた。電車の地下通路の階段を上がり、地上に出るところだ。そこに燕は巣を作っていた。言うまでもないが、「狐には穴があり、空の鳥には巣があるが、人の子には枕する所もありません」(新約聖書 ルカの福音書9章58節)というイエス様のおことばを思い出していた。天地万物の造り主であるイエス様はご自身の身を守ることはいとも簡単なのに、なぜこのように言われたのかと考える。と同時に次の讃美歌を思い出し、母の愛を思うた。

1 まぼろしの影を追いて
  うき世にさまよい、
  うつろう花にさそわれゆく
  汝が身のはかなさ、
   
  春は軒の雨、秋は庭の露、
  母はなみだ乾くまなく
  祈ると知らずや。 

2 おさなくて罪を知らず、
  むねにまくらして、
  むずかりては手にゆられし、
  むかしわすれしか、

3 汝が母のたのむかみの
  みもとにはこずや、
  小鳥の巣にかえるごとく、
  こころやすらかに、

4 汝がためにいのる母の
  いつまで世にあらん、
  とわに悔ゆる日のこぬまに、
  とく神にかえれ、

 YouTubeにいくつか演奏がある。https://www.youtube.com/watch?v=ONUgNNVdvOU

女が自分の乳飲み子を忘れようか。自分の胎の子をあわれまないだろうか。たとい、女たちが忘れても、このわたしはあなたを忘れない。見よ。わたしは手のひらにあなたを刻んだ。(旧約聖書 イザヤ書49章15節〜16節)

2 件のコメント:

  1. こんにちは
    もう1週間余更新がないので、どうされたのかなあと(余計な)心配をしています。何事もなければいいのですが。

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  2. いつも、ご心配くださりありがとうございます。中々一枚の写真を撮り、それを俳句に託すと言うのは、私には所詮無理だと自覚し、投稿をやめました。また何よりもメッセージの用意が三本ほど集中し、そちらの方に精力を注いでいました。今朝の迫田さんの姉上との写真はいいですね。妹さんとしての甘えが窺えるようで拝見していて微笑ましかったです。

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