2013年10月30日水曜日

「宗教」と「啓示」(最終回)

再び浅間山 2013.10.12
神は第一に自然界の被造物を通して、第二に御子イエス・キリストを通して、第三にみことばを通して、ご自身を「啓示」して下さいました。第三にみことばを通して、ご自身を「啓示」して下さいました。しかしこの神の「啓示」も人間がそれを信じなければ、何の意味も持ちません。信仰がなければ、神を知ることはできません。信じたいと願う人には、神は助け主である聖霊を送って信仰を与えて下さいます。この信仰によって私たちは被造物に現わされた創造主なる神を知ることができます。またこの信仰によって、私たちは御子イエス・キリストに現わされた、神ご自身の本質を知ることができます。またこの信仰によって私たちは聖書に現わされた神のみこころについて知ることができます。これらは、上から、つまり神の側から人間に与えられた三種類の啓示であり、人間はこの啓示を幼子のような素直な心で受け入れるならば、神ご自身を体験的に知ることができるのです。神の力は被造物に現わされており、神の愛は御子イエスに現わされており、神の義はみことばのうちに現わされています。

神を知りたいと思う者は、神に近づく必要があります。そして、神に近づくためには、自分が神の前に罪人であることを認め、その罪を悔い改めることが必要です。しかし、聖霊が働かれなければ、人は自分の罪を認めることも悔い改めることもできません。そして悔い改めには信仰が伴わなければなりません。罪を悔い改め、イエスを救い主として信じた者の心には聖霊が宿り、新しい生まれ変わり「新生」を体験するのです。聖霊は理性に光を与え、魂に喜びを与え、人間に正しい判断力を与えてくれます。こうしてイエスを救い主として受け入れた人は、今までとはまったく違う新しい人生を歩むようになるのです。そして、真理に対して心を開く者は、必ず次のように言うことができるようになります。

私はつまらない者です。あなたに何と口答えできましょう。(ヨブ40・4)

私は、自分で悟りえないことを告げました。自分でも知りえない不思議を。(ヨブ42・3)

私はあなたのうわさを耳で聞いていました。しかし、今、この目であなたを見ました。それで私は自分をさげすみ、ちりと灰の中で悔い改めます。(ヨブ42・5、6)

私はそれを人間からは受けなかったし、また教えられもしませんでした。ただイエス・キリストの啓示によって受けたのです。(ガラテヤ1・12)

しかし、私にとって得であったこのようなものをみな、私はキリストのゆえに、損と思うようになりました。それどころか、私の主であるキリスト・イエスを知っていることのすばらしさのゆえに、いっさいのことを損と思っています。私はキリストのためにすべてのものを捨てて、それらをちりあくたと思っています。(ピリピ3・7、8)

(「実を結ぶいのち」146〜147頁より引用。先週火曜学び会でKさんたちとお出会いする中で、この「宗教」と「啓示」の文章をもう一度確かめてみたい思いになって五回に分けて載せさせていただいた。ところが昨日の学び会によもやと思われたKさんが再び現われた。今回は前回と違って、集会開始時間11時に間に合い、メッセージも証も聞くことができたと言われた。そして再び、「啓示」のすばらしさ、みことばのすばらしさを賞賛された。ベック兄は人々には未来は不確かである、それゆえ不安・恐れが伴う。しかし主イエス・キリストを信ずる信仰者にとって未来は確かである。どこに根拠があるか、それは主のみことばである。そしてみことばは「このようにして、私たちは、いつまでも主とともにいることになります」と約束してくださっていると前置きしてテサロニケ第一4章から先週に引き続いて語られた。再びKさんは私は今まで集会の冊子を見る度に学歴の優秀な人ばかりが証をしていて、私には関係ないと思っていた。しかしそれは私が劣等感に囚われていただけで、そんなことは主の前には何の関係もないのだ、悔い改めさせられたと言われた。私は先週ベック兄が語られた主の怒りの日に主を信じないすべての人がその怒りから守られようと岩の間に身を隠すと紹介されたくだりを思い出した。黙示録6・15〜17である。「地上の王、高官、千人隊長、金持ち、勇者、あらゆる奴隷と自由人が、ほら穴と山の岩間に隠れ、山や岩に向かってこう言った。「私たちの上に倒れかかって、御座にある方の御顔と小羊の怒りとから、私たちをかくまってくれ。御怒りの大いなる日が来たのだ。だれがそれに耐えられよう。」そして七という完全数が示すように、ここに出てくる7種類の人々はすべての人間を代表する者だと言われた。学歴があろうとなかろうと、善良であろうとなかろうと同じように主の怒りは燃えあがる。あだや啓示のみことばに不忠実でありたくない。)

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