2016年6月19日日曜日

主の手にさわられて

かつて歯科医院、今「主の宮」※

イエスが手にさわられると、熱がひきました。(マタイ8:15)

 主ご自身の御手の接触には何かがあったにちがいありません。人は主イエスの接触は大変力に満ちあふれていても、やさしいものだったと想像しています。主は力とやさしさを兼ね備えていらっしゃるのではないでしょうか。主がペテロの姑さんにさわられた時、彼女は立ちあがってもてなしたのです。あなたはイエスがまさしくおさわりになったその手によって彼女はお仕えできたにちがいないと思いませんか。私たちが、主に自らの唇に生ける火ばさみで触れていただき、主のために役立つ話しができるように求める時、私たちは主に手に触れていただき、効果的に仕え、主のためになそうと思うすべてにまさるようにと求めないでしょうか。そうすれば、私たちの手はヤコブの神の全能の手によって強くせられるでしょう。

 私たちの手がまことに主の手であるかのように感ずることは楽しいことです。私たちは主に手を導いていただき、強くされ、教えていただくことを求めたいものです。私は決して比喩として言っているのでなく全く文字どおりそう思っています。彼らが主のためになすあらゆることにおいて(そしてそのことは私たちがかつて取り組んだすべてのことであらねばなりません)私たちはそれをよくしたいですし、もっともっとよくしたいのです。「熱心に求めなさい」(1コリント14:12)私たちは主が私たちに定められた生まれながらの賜物を私たちに与えられたが、実際にはそれらを改善するものは何も持っていず、自分でそのために残しているとあまりにも思いがちなのです。

 なぜ主に私たちのこれらの手を主の御用のためにもっと使いやすいようにしたり、「次の何か」として示されているものをもっと熟練したものにしていただくよう求めないのですか。「支えられた」手は不器用な手である必要はありません。もし主がダビデの手を戦争に、指を戦うように教えられたのなら、主は私たちの手指にも主がなしたいと思われることを教えられないでしょうか。

 神の御霊はベツァルエルの頭はむろんのこと手を教えられたにちがいありません。なぜなら主は彼が抜け目ない仕事を工夫するだけでなく、石を切ったり、材木を切ったりすることができるように満たされたからです。そして、かしこい心の持主であった全婦人が手で紡ぐ時、その手は美しい衣装やカーテンを用意するために賢くされた心はもちろんのこと技倆あるものとされたにちがいないのです。 

主よ あなたのために偉大な仕事をするためには
私の手はあまりにも弱過ぎます
あなたはふさわしいものをお与えになります
それはいくつかの小さな削りくずです
注意深く微細に切ったり、染めたり、掘ったり、磨き上げたりする

他の人たちは切り出された白い大きな大理石の前に立ち
あなたが描かれた大きなデザインの生涯の作品を仕上げる 
あるいは広い宮、栄光あふれるように計画されたものを
建てあげるために多くの技術が結び合わされる

それでも私が労した小さな石を一つまた一つと取ってください 
まるでそれらはあなたによって与えられたようです
あなたの賢明な考えの次にやって来たことも知らないで

あなたの恵みという主の手によってそれぞれの石を置き
あなたが私のために意図されるようにモザイクをつくり
そしてあなたの宮の舗道に場所を与えます

(今日の箇所はhttp://bibletruthpublishers.com/june-19-the-touch-of-his-hand/frances-ridley-havergal/opened-treasures/f-r-havergal/la97335です。
 今日の文章も極めてむつかしく特に詩文は歯が立ちませんでした。辛うじてハヴァガルの言わんとする意味はつかんだつもりです。この話しを今日礼拝後、帰路途中下車し訪れた友人にペテロの姑さんになさったイエス様のみわざを伝えることが出来た。
 彼は末期の癌の病をかかえ、今腰痛に悩まされている。イエス様のなさるみわざは姑の熱を下げられただけでなく、すぐに姑がイエス様をもてなすために立ち上がったことにある。主はその力を与えられるお方だと話した。彼は何となく受けとめてくれた。彼のためにこれからも祈り続けたいと思わされ帰って来た。

※この「宮」にはそれぞれ手作りの造作をたくさん見ることができる。それもそのはず、歯科医であるご主人は主の宮のためにその手の力を主に用いていただいている。まさしく文中のベツァルエルのようでないか。出エジプト38:22「ユダ部族のフルの子であるウリの子ベツァルエルは、主がモーセに命じられたことを、ことごとく行なった。」とある。それもまさしくイエス様の手に触られての結果であることに間違いがない。) 

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