われわれこそ主の御前に出て、その御座のそばに座す。
忍耐する信仰こそ賞を得る。
最後まで十字架を忍び通した者が、栄光の冠を受ける。
大いに祝福された、こうこつと胸おどらせる希望よ!
それは元気を失った魂を引き上げ、
死んだ者にいのちをもたらす。
この世での戦いはやがて去り、
ついには勝利と共に上る。
あの不滅の冠を望み見て
私は今、十字架を負う。
あちこちとさまよっても、喜びを保ち、
労苦にも痛みにも、ほほえみを失わない。
私は60年の苦しみの歳月を耐え忍ぶ。
すぐに救い主が来られるのだ。
必ずや、そのしもべの涙をふき取り、
流浪の家から解放してくださる。
さあ! 元気を出して、旅を続けよう。
天にある永遠の場所に至るまで。
われわれの国籍は天にある。たとえこの地をさまよい歩いても。
ここはわれわれの住む地ではない。
われわれは他国人であり、巡礼者なのだから。
イエスの招きを聞いて、われわれはすべてを捨てた。なおも、捨てよう。
イエスのため。われらの楽しみさえも。
この世には何の未練も残さず、前へ進む。
ひたすら上にある国を目指すのである。
(『天国』所収のチャールズ・ウェスレーの詩を抜粋引用した。同書169頁、176頁、181頁より。今日、我孫子で行なわれた92歳で召された老聖徒の葬儀に出席して。)
私たちの国籍は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主としておいでになるのを、私たちは待ち望んでいます。キリストは、万物をご自身に従わせることのできる御力によって、私たちの卑しいからだを、ご自身の栄光のからだと同じ姿に変えてくださるのです。(新約聖書 ピリピ3:20〜21)
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