鬼ごっこ 兄弟猫 戯れて |
病院の帰り道、いつもは通らない通りを家内と二人で自転車を走らせていたら、目の前に猫があらわれた。そのすばしこい勢いになぜか惹かれて、自転車を停めて跡を追った。見る見るもう一匹の猫が現れた。今しがた診察を受け、弱りきっているはずの妻が「兄弟よ」と言う。
猫に気を取られて、曲がるべき道を曲がらず、通り越して、思わず袋小路に入ってしまい、慌ててもときた道に戻って事なきを得たが、沈み込みがちの私たちの気分を引き上げる一服のカンフル剤であった。
ふたりの者は、仲がよくないのに、いっしょに歩くだろうか。
(旧約聖書 アモス書3章3節)
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