雀の子 冬空仰ぐ 止まり木 |
止せば良いのに、家内は今度は低木に近づき木々を揺らしている。その間もなく、雀の子はまた別の低木や近くの木々にへと飛び移って行った。その様子をキャッチすべく再び私はiphoneを向ける。辛うじて撮影したのが冒頭の写真である。右の枝上方に雀の子が一羽散見できる。
じっと写真を見つめていたら、雀の目は青空に向かっているのが、わかった。そうしたら、裸の木の枝枝も同じように上を仰いでいるように思えた。もちろん当方も上を、青空を感じて豊かな思いにさせられた。
ここまで書いて来て、エミー・カーマイケルのすばらしい短文を思い出した。『雪の中に立つ裸の木』である。機会があったらまた紹介したい。
二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。(新約聖書 マタイの福音書10章29節)
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