舌、この力あるもの

ツクツクと　季告げて蝉　来る朝　※

主に歌え。主にほめ歌を歌え。そのすべての奇しいみわざに思いを潜めよ。（詩篇１０５：２）

　ちょっとよく考えてごらんなさい。話が世にあってどんな力があるかを。ことばが落ち、取り上げられ、繰り返され、それから述べられ、結びつけられ、発展され、働きのために頭脳とペンが置かれます。頭脳とペンは再び働きのための舌となります。話しは広がり、一般に知られ、世論が形成され、燃え上がらされ、その結果が世の歴史に刻まれます。これが「この世のすべての国々とその栄華（マタイ４：８）」に関して用いられるとき、話しがなし得ることであります。

　それに対して神の愛する御子の御国に移された私たちは、私たちもまた舌を持っているのですが、私たちはこれまでどんなことを語って来たでしょうか。どのようにして私たちはこれと同じ、でもはるかに浸透する力を用いて来ましたか。それぞれの英語を話すクリスチャンがこの世の国々の日ごとのニュースについて毎時間話して来たことを想像してごらんなさい。その彼は友だちに、また無関心な知り合いにイエス・キリストの王国の最後のニュースを話すのにその同じ力を費やして来たのでしょうか。

　神様は私たちにこのことをなすように考えられ命じられています。私たちはよく「主よ。あなたの造られたすべてのものは、あなたに感謝し、あなたの聖徒はあなたをほめたたえます（詩篇１４５：１０）。」を引用します。そのことはかなり簡単なふうに思えます。

　けれども、次のことはどうでしょうか。「彼らはあなたの御国の栄光を話し、あなたの御力を話します」このことは私たちがなすべきであったのに、そのまま放置したことではないでしょうか。私たちはこの命令に関して果たしてほんとうに罪なしと言えるでしょうか。「主よ。私たちをあわれんでください（詩篇１２３：３）。そしてこの掟を守れるように私たちの心を傾かせてください。」

あなたは　イエス様　愛する方のために　輝いていますか
その結果　聖なる光が他の人々の心に差し込んで　
その人たちを喜ばせ輝かせていますか  
あなたはイエス様のために一言話をし 
主について関心のないまわりの人に
あなたがどんな救い主を見出したかを話したことがありますか
あなたは他の人々のために灯りを高く上げたことがありますか
あなた自身の喜びの足元を導いてくれたその灯りを
あなたは愛のメッセージを鳴り響かせて来ましたか
あなたにとって大変すばらしく思われたそのメッセージをですよ

（今日の箇所はhttp://bibletruthpublishers.com/august-27-tongues-a-mighty-influence/frances-ridley-havergal/opened-treasures/f-r-havergal/la97404です。

※Godhold Beck （５）
　昨日の朝、網戸に珍しくしっかとへばりついているツクツクボウシを発見した。二声、三声台所にいる私たちに聞かせてくれ、いずこかへと飛び去って行った。人間に比べ、はるかに短命な彼は、十分その使命を全うした。季〈とき〉告げて。今朝のこのハヴァガルのメッセージを象徴するかの出来事である。否、ゴッドホルド・ベック兄が私たちに率先していつも指し示された「証し」の生活であった。彼の行くところ、そこはいつどんな時も神の福音を語る場であり時であった。）