2016年9月12日月曜日

将来のしるし

絵 吉岡賢一作 
 
神は、これほどの大きな死の危険から、私たちを救い出してくださいました。また将来も救い出してくださいます。(2コリント1:10)

 「主は私の願いの声を聞かれた(詩篇28:6)。 主は私の祈りを受け入れられる(詩篇6:9)。

 「主が私を豊かにあしらわれた(詩篇13:6)」が先ず最初に来て、それから「あなたのしもべを豊かにあしらってください(詩篇119:17)」が、次に「あなたが私に良くしてくださる(詩篇142:7)」が来るのです。

 「主は私たちのために大いなることをなされ、私たちは喜んだ(詩篇126:3)。」は「楽しみ喜べ。主が大いなることをされたからだ(ヨエル2:21)。」という預言につながるものであります。同じ論証は祈りのうちに用いられています。

 「あなたがこの民をエジプトから今に至るまで赦してくださったように、どうかこの民の咎を・・・赦してください(民数記14:19)。」「あなたは、私のいのちを死から、まことに私の足を、つまずきから、救い出してくださいました(詩篇56:13)。」そのようにしてアクサの可愛い典型的な父への要望「私に祝いの品を下さい。あなたはネゲブの地に私を送るのですから、水の泉を私に下さい(ヨシュア15:19)。」がなされます。

 そのような信頼と懇願の表現の根拠はローマ8:32に見出すことができます。「ご自分の御子をさえ惜しまずに死に渡された方が、—主がすでになされた全く論争の余地のない事実があります—どうして、御子といっしょにすべてのものを、私たちに恵んでくださらないことがありましょう。」—ここに主がこれからなさることについての霊感された結論があるのです。

私のすべての願いを 
私が求めるどんなものでも
あなたは与えてくださいます 

かつてこんなに迫真的で大胆で
不思議な話や夢が
あったでしょうか
このような無限の祝福が
満ち満ちて自由に流れ出すという

けれども
私が思っていたよりも
あなたに願い求めていたよりも
もっと多くのものを
あなたは私に 
さらにあなたの王としての大盤振る舞いの中から
与えてくださるのですね

 (今日の箇所はhttp://bibletruthpublishers.com/september-12-the-earnest-of-things-to-come/frances-ridley-havergal/opened-treasures/f-r-havergal/la97420です。

※Godhold Beck(21)
 今日の標題はThe Earnest of Things to Comeであった。何と訳すべきか迷ったが、「将来のしるし」と訳した。ところでベック兄の主著は『すぐに起こるはずのこと』全4巻であろう。黙示録冒頭に記されていることばであり、これに該当する英文はthings which must shortly come to passである。切迫した主の再臨を意味することばである。聖書全巻をとおして啓示されている事実であるが、まだ実現していないことである。

 ハヴァガルのローマ8:32のコメントにより過去時制と未来時制のちがいに改めて着目させられた。主の贖いと贖いの完成を見据えたハヴァガルの思いだったのだろうか。「救い」の頂点の「主の再臨」を果たしてハヴァガルも見ていたのだろうか。 ) 

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