「そのとき・・・にせキリスト、にせ預言者たちが現われて・・・できれば選民を惑わそうとして、不思議なことをして見せます。だから、気をつけていなさい。わたしは、何もかも前もって話しました。」(マルコ13・21〜23)
エルサレム滅亡の前後にもユダヤ人を惑わし、暴動を起こした『にせキリスト』が起こった事実はある。しかし、大体としてはこの世が終末に近づくに従って、起こり来るものと見るのが至当であろう。
『我はキリストなり』と自称するほどの大胆な者は今日まだ世に現われて来ない。左様な人の現われるのもあまり遠い将来ではあるまい。今のところでは、キリストの御教訓をすら改廃せんとするモダーンな神学の如きは『にせキリスト』の役割を演じ、生ぬるい教会が『にせ預言者』の役目を果たしているように思う。『だから、気をつけていなさい』と仰せられた主を仰ぎつつ、真一文字に原始福音をそのままに信じて行こう。
祈祷
主よ、私たちの周囲には『にせキリスト』『にせ預言者』が横行しております。ともすれば私たちもその流れに押し流されんと致します。どうかこれらの近代思想に動かされず、堅く福音に立たせて下さい。アーメン
(以上の文章は『一日一文マルコ伝霊解』青木澄十郎著315頁より参考引用し、題名は引用者が便宜的につけた。讃美歌5https://www.youtube.com/watch?v=fB6i4b0TMx0 )
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