秋日和 柘榴赤く 輝きぬ レプタ二枚を イエス見居たる※ |
それから、イエスは献金箱に向かってすわり、人々が献金箱へ金を投げ入れる様子を見ておられた。(マルコ112・41)
献金箱は神殿の外庭にある。イエスは今内庭で学者らと問答をなし、まさに神殿を出でんとちょっと外庭に止まったのである。イエスと献金箱、何となく不釣り合いの感じがする。が、イエスが献金箱に興味を持たれたのは不思議でも何でもない。
イエスさえ『あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません』と言って神に対立するほどの力を金銭において認められたのである。だからこれを神に献げることは、もし本当になし得たならば、その人はこの世に勝利した人である。
真剣さをもって献金する人は、金銭のみでなく、全身を神に献げた人である。イエスは斯くの如き人を見出さんとして献金箱に向かい坐し給うたのであろう。
祈祷
神様、願わくは、私たちをして自ら欺かしめ給うなかれ。あなたを愛すると称して自己を愛し一切を献ぐと称して金銭をさえ惜しむ者たらしめ給うなかれ。願わくは、自分のために最も少なく費やし、御名のためと隣人のためとに最も多くを費やす者とならせ給え。アーメン
(以上の文章は『一日一文マルコ伝霊解』青木澄十郎著303頁より参考引用し、題名は引用者が便宜的につけた。讃美歌 322https://www.youtube.com/watch?v=gWajRIIdQFY
※いつにない快晴が続く中、隣家の赤きざくろ一点は一際目立った。レプタ二枚の女性も主の目にはそのように映ったか?)
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