2013年9月21日土曜日

われは政治音痴なり

保護色でじっと身を潜める雨蛙 9月初め生家の縁側で
東京新聞夕刊に「紙つぶて」という欄がある。今日の筆者は木内昇(きうちのぼり)さんという若き女性作家であった。題して「小遣い足らんぜ」という消費税増税断行の使途に疑問を呈した内容であるが、最後に次のような文章があった。

五輪招致のスピーチは見事だった。スポーツに多くの関心が向くのも喜ばしい。安倍総理があの場で語った汚染水問題の真偽はここでは問わない。しかしもしIOC委員の前で彼が誓ったことが真実であれば、まずは福島近海での漁業を生業としている方々に、誠意と自信をもってお伝えするのが筋だったのではないか、と思うのである。

短い文章の中でさりげなく真実を突いている。読んでいて、自らいつの間に「政治音痴」になったのか恥ずかしく思った。

正義は国を高め、罪は国民をはずかしめる。(旧約聖書 箴言14・34)

ときに、シェバの女王が、の名に関連してソロモンの名声を伝え聞き、難問をもって彼をためそうとして、やって来た。彼女は、非常に大ぜいの有力者たちを率い、らくだにバルサム油と、非常に多くの金および宝石を載せて、エルサレムにやって来た。彼女はソロモンのところに来ると、心にあったすべてのことを彼に質問した。ソロモンは、彼女のすべての質問を説き明かした。王がわからなくて、彼女に説き明かせなかったことは何一つなかった。シェバの女王は、ソロモンのすべての知恵と、彼が建てた宮殿と、その食卓の料理、列席の家来たち従者たちが仕えている態度とその服装、彼の献酌官たち、および、彼がの宮でささげた全焼のいけにえを見て、息も止まるばかりであった。彼女は王に言った。「私が国であなたの事績とあなたの知恵とについて聞き及んでおりましたことはほんとうでした。実は、私は、自分で来て、自分の目で見るまでは、そのことを信じなかったのですが、驚いたことに、私にはその半分も知らされていなかったのです。あなたの知恵と繁栄は、私が聞いていたうわさよりはるかにまさっています。なんとしあわせなことでしょう。あなたにつく人たちは。なんとしあわせなことでしょう。いつもあなたの前に立って、あなたの知恵を聞くことのできる家来たちは。あなたを喜ばれ、イスラエルの王座にあなたを着かせられたあなたの神、主はほむべきかな。はイスラエルをとこしえに愛しておられるので、あなたを王とし、公正と正義とを行なわせられるのです。」(1列王記10・1〜9)

0 件のコメント:

コメントを投稿