2024年2月6日火曜日

「飛翔」する鳥たちの冬

翡翠の ダイビング様(よう) 見たし冬
 昨日は、事前に大雪の予報が出ており、ほぼその通りになりましたが、半雪国に育った私にとってはそれほどの雪とは思えませんでした。でも、予報にしたがって、散歩や買い物は午前中に済ませました。正解でした。画面の写真は、河岸に餌を求めて余念がなく、いくつもの塊になっている鴨群の中の一派が人の気配を知って、一斉に飛び上がるところです(下図の写真が飛翔する前の平和な彼らの姿です。平和を乱したのは私たちの闖入でした!)。

 一体、古利根川には何羽の鴨が生育しているのでしょうか。寒さも寒しの中、彼らは水中に陸(おか)にと各自、餌をせっせと集めているのです。そんな折り、昨日の東京新聞の夕刊トップニュースは「マガモ食は茨城にあり」と、水中のマガモの写真を載せていました。そこにはその🦆がレンコン生産農家にとって大きな食害になっており、その窮余の策として、県がマガモを捕獲し、フランス料理のメニューとし、「高級品」として推奨していると書いてありました。

 哀れと言えば、哀れですが、大変な人間の知恵が求められているのだと思いました。その鴨群が飛び去った後、今度は「翡翠(カワセミ)」にお目にかかりました。ススキの穂先にあたるでしょうか、そこにやや黒味がかったように見える鳥が一羽見えたのです。しかし、私たちの気配を感ずるや、これまたすぐさま、より川中に近い草木の上へと飛び去りました。そこに鮮やかな翡翠(ひすい)色が見えました。どうしてあんな色が出せるのでしょうか。それにしても、曇天の空、いずれは数時間後には雪雲に変わる空のもと、翡翠は川中の魚を求めてダイビングするため、さらに私たちの思いを見透かすかのように、川中へと飛び去って行きました。残念ながらその姿をiPhoneではキャッチできませんでした(※)。

※『野鳥観察図鑑』の説明によると、「翡翠は水面上に張り出した枝や岩などに止まって水中の獲物をねらい、直接または空中で停空飛翔してから急降下し、ダイビングして捕える。魚が主食だがエビや水生昆虫も食べる。」(132頁)とあった。

そして神は、「われわれに似るように、われわれのかたちに、人を造ろう。そして彼らに、海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのもの、地をはうすべてのものを支配させよう。」と仰られた。(旧約聖書 創世記1章26節)  

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