2012年12月23日日曜日

主のご降誕を喜び感謝する時

クリスマス・ツリーのある窓辺
主があなたを祝福し、あなたを守られますように。
主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように。
主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように。
           (旧約聖書 民数記6・24〜26)

あなたも、私も、人々を喜ばせるために、全心全力を傾けつくすことができますように、主よ、助けて下さい。その昔、イエスがクリスマスの夜に生まれたもうたのも、人々に喜びを与えるためでありました。いろいろの思い煩いのためにあなたの心が重くなり、仕事に追われて疲れた時には、イエスのことを思い起こして下さい。

クリスマスを迎えるために、掃除をしたり、飾りつけをしたりするあなたの働きの上に、神の恵みがありますように。

しかし、あなた自身のことを忘れてはなりません。

あなたの心の隅々には、かなり、塵や埃がたまっているに相違ありません。クリスマスの大掃除。神の御前での年末の総決算です。この総決算をすましたた時、あなたの貧しい魂は、「救い主うまれたまえり」との喜びのおとずれと、クリスマスの美しい楽の音とにみたされるのです。

次に、この地上にクリスマスの喜びをもたらして下さったおかたのことは少しも考えずに、ただ自分と家族の者のことばかりを念頭において、クリスマスの準備をしている人に、ひと言申し上げたいと思います。たぶん、あなたも、クリスマスを賛美する歌をうたうことでしょう。クリスマス・ツリーをともして、家族の者といっしょに、ご降誕の聖句も読むでしょう。そして、さびついていたあなたの心の琴線に、そっとふれるものを、ことしのクリスマスにも感じるかもしれません。けれども、あなたは、神をあこがれる心や、ため息や、涙をかくそうとします。そしてみことばも、みどりごも心の片隅に押しやってしまうのです。

友よ、馬槽の中に生まれ、十字架刑で死ぬということの中には、人を浮かれた気分にするものは何もないはずです。

神は、あなたの生活が、灰色の空虚な喜びと暗い悲しみで織り出され、ついには底知れぬ限りない嘆きにおちいることを見るにしのびず、み子をつかわしたもうたのです。

それなのに、あなたは神とともにクリスマスを祝うところまで導かれながら、イエスを、こっそりと戸の外に追い出そうとするのです。イエスがあなたの側にとどまりたもうたら、クリスマスのおもしろさがうすらぐだろうと、あなたは思っているのです。

今、神にたち帰りなさい。そうすれば、あなたは、きっと新しい喜び、新しいクリスマスを迎えるようになるでしょう。

(『みことばの糧』O.ハレスビー著岸恵以訳12月23日の項より引用)

0 件のコメント:

コメントを投稿