2022年10月13日木曜日

人生の算盤に誤算はありませんか?

あなたがたはたいへんな思い違いをしています。(マルコ12・27)

 第24節でも『そんな思い違いをしているのは、聖書も神の力も知らないからではありませんか』と言われたが、また重ねて『あなたがたはたいへんな思い違いをしています』と言っておられる。イエスは唯物論の誤算であることを繰り返し指摘されたのである。

 世に唯物論ほど大きな、而して取り返しのつかぬ誤算はまたとないと言われるのである。この世にある時にこの世のみを見つめている人の恐るべき誤算、物質界だけを見つめて霊界を見得ない人の誤算、この誤算は人生のすべての算盤(そろばん)を狂わせてしまう。

 宗教はアヘンなりと称する人々の算盤の狂い方を見るがいい。物欲の満足のほかに世界を見ることができぬではないか。物質の世界が幕の如くに切って落とされ、霊の世界がその実体を赤裸々に現わして来た時に、彼らの驚愕はどんなであろう。今彼らが握っていると思う世界が影の如くに消え、今アヘンだと称している世界の現実が暴露された時に彼らの失望はどんなであろう。

祈祷
霊界と物質界とを一様に見透される主イエス様、あなたが『たいへんな思い違いをしています』とおっしゃる世界に彷徨している私たちを憐んでください。願わくは、私たちが自分の目をもって見ることができませんとき、すべてを見られるあなたの眼の照明を信じて、誤らざる道に進み行かせて下さい。アーメン

(以上の文章は『一日一文マルコ伝霊解』青木澄十郎著284頁より参考引用し、題名は引用者が便宜的につけた。讃美歌75https://www.youtube.com/watch?v=T9B8Gn0ym6g

なお、クレッツマンはマルコ12・18〜44をまとめて「イエス、神よりつかわされた師」という表題をつけているが、以下のような総論・序論を載せている。

 「あなたは・・・真理に基づいて神の道を教えておられる」〈マルコ12・14〉

 不実な唇と偽った心で、パリサイ人はこう言った。しかし、これほど、真実に忠実な言葉はありえなかったのである。この点に関して、私たちは今、いろいろの証拠をさし出すことができる。

 サドカイ人とパリサイ人が、よるとさわると議論していながら、解決できないでいる問題をイエスは数言で解答された。そして、人々はこれこそまことの解答なのだということを悟った。しかし、イエスがさらに重要な問題に注意を向けさせようとすると、もう彼らはイエスに応ずることができなくなり、学ぼうともしなかったのである。

 耳を貸そうともせず、学ぼうともしない者ほど、無知で救いがたい者はない。

〈『聖書の黙想』192頁より引用〉) 

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