2023年1月30日月曜日

神の国の実を結びたい

赤い実に 心寄せての 冬歩き
 いつも歩く散歩道だが、この木はいつも控え目で気がつかない。ところが今日は珍しく近くを歩んだせいか、気づいた。実が赤かったからだ。一方で「赤いリンゴにくちびる寄せて、だまって見ている青い空、リンゴは何にも言わないけれど、リンゴの気持ちはよくわかる、リンゴ可愛いや可愛いやリンゴ」と昭和にはやった歌詞を口ずさみたくなった。

 人知れず控え目に生きていながら、必ず季節になると実を結ばせるのが、この木だ。それでも赤は目立つが、そうでない色の実も植物にはたくさんあり、それぞれの木がそれにふさわしい実を結ぶのだろう。ふと自分はほんとうに主が喜ばれる実を結んでいるのか、主である木につながっている枝であるのかと考えて悲しくなった。

神の国はあなたがたから取り去られ、神の国の実を結ぶ国民に与えられます。(新約聖書 マタイの福音書 21章43節) 

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