2024年7月21日日曜日

写真が伝えるもの(上)

草刈りの 跡地椋鳥 天下取り
 先日、家の垣根から、一羽の小雀が自らの図体にも相当するような獲物を口に咥えて、道路上に飛び降りてくるのを目の前で見ました。思わず、「そんな小さなからだで、お前さんよくやるね」と言いながら、道路上で獲物を転がしているものを、さらによく見てみたら、何と黒々とした「ブルーベリーの実」でした。感心するあまり、写真に撮るのを忘れてしまいましたが、言うなれば、小雀は「ブルーベリー命」の家内にとって天敵の存在だったんだとハッと思い当たり、撮らなくって正解だったと思いました。そのあと現場に来た家内にその旨話すと、「いよいよ防備をキチンとしなければ」と新たな対策を講ずるようでした。

 この暑い最中、小鳥たちはせっせと餌(木の実、草花、虫など)を求めては、地面をかけずり回っています。その中心に椋鳥(むくどり)がいます。特に散歩中に、しょっちゅう角突き合わせるのが、緑陰で遭遇する椋鳥です。もちろん、鳩も雀や燕もいますが、目立つのは圧倒的に椋鳥のような気がします。動きの速い椋鳥は中々被写体として撮るのは難しいです。

 なぜなら緑陰は彼らの生活圏そのものです。その緑陰を、私たち人間は、涼を求めて、歩いているのですね。彼らの生活圏の中に闖入するのが、決まって、私たちの立場です。だから、小鳥たちは、私たちの足音が聞こえるや、蜘蛛の子を散らすように、それぞれ梢へと飛び立っていきます。でも椋鳥も先ほどの小雀と同様に可愛らしく、いつも声をかけながら歩くようにしています。

 たまたま、草刈りの跡地に椋鳥がたくさん集まっているところに差し掛かり、上掲の写真となりましたが、あっと言う間に、数羽が逃げ去って行き、結果的には数羽しか収められませんでした。余り、いい写真ではありませんが、画面の上隅の自転車は作業をされている方々の自転車です。

 写真と言えば、今日、故あって図書館でJAPAN TIMESを見ていましたら、トランプ大統領候補の受難のシーンの写真ですが、私の見方が間違っているのかもしれませんが、どの写真にも星条旗は載っていませんでした。東京新聞はじめ多分日本のメディアは、血を流しながら立ち上がっているトランプ大統領候補の姿のバックには星条旗が写っており、極めてインパクトの強い写真となっていましたが、どうもNEW YORK TIMES経由のJAPAN TIMESの写真には負傷しているトランプ氏の様がそのまま伝わってくる写真でした(さぞ大変だったろうな、こういうことは許されてはならないと、「内省」を求めるかのように私には伝わってきました)。

 もし、これが事実なら、NEW YORK TIMESが今回の事態を冷静に受け止めようとしている精神の現れかもしれませんね。この感想は単なる私の見間違い・記憶違いによる臆断であるかも知れません。もし、読者の方でその辺に精通しておられる方がおられるなら、コメント欄にご意見をお書きくださいますと幸いです。

なまけ者よ。蟻のところへ行き、そのやり方を見て、知恵を得よ。蟻には首領もつかさも支配者もいないが、夏のうちに食物を確保し、刈り入れ時に食糧を集める。(旧約聖書 箴言6章6〜8節)

0 件のコメント:

コメントを投稿