2016年5月14日土曜日

正直な告白は魂にとって良いものです

ニオイバンマツリ※

私たちは罪を犯しました。あなたがよいと思われることを何でも私たちにしてください。ただ、どうか、きょう、私たちを救い出してください。(士師記10・15)

 イスラエルの子どもたちは彼らの邪悪な行ないのためにペリシテ人とアモン人の手に売られ、18年間 虐げられました(「打ち砕き、苦しめた」10・8それはあなたの場合を説明していますか)彼らは主のところに弁解せず「私たちは罪を犯しました」との正直な告白をもって出て来ました。そしてそれから自分自身を、受けるに値しない恵みにゆだねました。「あなたがよいと思われることを何でも私たちにしてください。」と。

 その結果はどうだったでしょうか。「主は、イスラエルの苦しみを見るに忍びなくなった。」(士師記10・16)神の寛大さはもちろんのこと、これ以上の人間的なやさしさが何かあり得るでしょうか。どんなにみじめであっても主のところへとまっすぐ向かうことが教訓ではないでしょうか。みじめさの痛みは私たち自身が招いたものでありながら、それに値しない千倍のものを受けるのですから。

 先ず、罪を告白しなさい。それからその悲しみを全面的に主の御手に置くことです。すると主がまことに「そのご性質がつねにあわれみである同じ主」であることに気づくでしょう。そして恵みは助けを含むのです。なぜなら主は民のみじめさを嘆くにはとどまらなかったからです。主はエフテを送って民を救出されました。その結果、彼らはおよそ30年間「安らかに暮らした」(1サムエル12・11)のです。(※訳者注士師記12・7〜15を参照のこと)

「あなたは赦してくださいました、これまでのことすべてを」
このゆえに私たちは主であるあなたをほめあげます 

私たちが苦しみの深みのうちに頭を垂れるとき
あなたの偉大な寛容、無上の喜びをお示しください

長い長い悔いるべき過去をとおして
この驚くべき恵みのベールが
あなたの全能の御手により取り外されたからです

(今日の箇所はhttp://bibletruthpublishers.com/may-14-confession-is-good-for-the-soul/frances-ridley-havergal/opened-treasures/f-r-havergal/la97299です。

※ニオイバンマツリ〈匂蕃茉莉〉とは珍しい名前である。しかもこの花は陽を受けるに連れて、紫色の花は白色に変わると言う。昨日は山里の知人から山草「こしあぶら〈漉油〉」が送られてきた。これまた不思議な植物だ。食べて良し、樹脂にも良しと言う。身のまわりに存在するすべてが未知のモノだらけであることに改めて気づく。
 ソロモン王は「レバノンの杉の木から、石垣に生えるヒソプに至るまでの草木について語り、獣や鳥やはうものや魚についても語った。」〈1列王紀4・33〉とある。富と英知に恵まれた彼だったが、その基本は「主を恐れることは知識の初めである」〈箴言1・7〉であった。その彼にしても主に対して罪を犯した。「悔い改め」「正直」こそ最上の良薬である。舛添氏にこの言を伝えたい。
 今日は熊本震災から一ヵ月。「家失くす 媼の涙 誰か救わん 廃墟に春 約束す主」) 

0 件のコメント:

コメントを投稿