特別なやさしさ 特別なありがたさ

主は、ご自身が試みを受けて苦しまれた（ので、試みられている者たちを助けることがおできになるのです。）ヘブル２：１８

　時々、主は誘惑、痛み、どんな逆境にせよ、ご自分の民を苦しみの荒れ地に導かれます。しかし、そのような私たちの前を歩まれたのは、イエス様以外にはありません。そしてイエス様は静かに私たちの前に、進まれ、その進みようはしばしばあまりにも私たちと密着しているので、静かな水によってさえ騒ぐことがないのですから、私たちが主と大変間近にあるようには決して見えないほどです。

　「お受けになった多くの苦しみ（ヘブル５：８）」は可能な限りの「今の時のいろいろの苦しみ（ローマ８：１８）」をふくみ、覆い、多方面を越えて広がっているのです。私たちが特別「その足跡に従う（１ペテロ２：２１）」と呼ばれるのは、行動においてよりは、むしろ我慢強い苦しみにあります。「あなたに油そそがれた者の足跡をそしりました（詩篇８９：５１）」と「あなたのしもべたちの受けるそしり（詩篇８９：５０）」とは「キリストの苦しみにあずかる（ピリピ３：１０）」ことの決して軽い部分ではありません。

　主の御手が、私たちの上に置かれ、苦しみの道に押し出される時、その御手はどんなにか特別にやさしいことでしょうか。それから、それがイエス様御自身のやり方だと知ることはどんなにか特別にたいせつなことでしょうか。　

私たちの心のなかでさえ 

悪魔は跳ね返り
そしてひそかに待ち伏せながら
静かに私たちのたましいを待っている

あなたは
私たちの悲しみのすべてを
その方の苦しむ心に負わせ
その方の血だけが罪滅ぼしをする

私たちは余りにも弱いので
一人で立ちおおせない
あなたの軽い盾以外の何物も
私たちを恐ろしい戦いのなかで
守ることはできない

（今日の箇所はhttp://bibletruthpublishers.com/october-4-specially-tender-specially-precious/frances-ridley-havergal/opened-treasures/f-r-havergal/la97442です。今日の箇所も昨日に劣らず、むつかしくお手上げの訳出になってしまった。読者の寛恕を引き続きお願いしたい。

※Godhold Beck（４3）
　今日は火曜日定例の学び会であった。全国飛び回って不在がちであったベック兄はこの火曜日だけは吉祥寺に戻り、忠実にみことばを取り次がれた。その聖書の学びに心血を注がれた。召された日も火曜日であったが、今日で６週目となる。今、その精神は残された私たちに受け継がれている。今日も一人の方のメッセージ〈マタイ２６：３０〜３５〉と一人の方の証があった。御霊の働きは依然として続けられている。いったい何が私たちをしてそのように熱心にならせるのであろうか。昨日のベック兄の『来なさい』の続きを引き続き、聞き書きの形で載せる。ベック兄の心からの叫びに耳を傾けていただきたい。

　神はあなたを救うために、愛する御子、イエス・キリストを死に渡されました。イエス・キリストの血潮はあなたの罪をおおうために流されました。あなたはそれに答えたことがありますか。もしあなたがそれに答えていなければ、あなたは一番大きな罪を犯していることになります。あなたはその罪のために永遠に滅びてしまいます。その罪のためにあなたは喜びもなければ、平和もありません。あなたがそれに答えるまで神の怒りがあなたの上にとどまります。

　「主よ、もしあなたが私のために亡くなられたのでしたら、私をみもとに行かせて下さい。ここまで来いとお命じになって下さい」

　「主よ、もしあなたが私のために亡くなられたのでしたら、私のために罪の赦しの確信をお与えになって下さい。」

　「主よ、もしあなたが私のために亡くなられたのでしたら、私に新しいいのちをお与えになって下さい。」
　
　あなたは今日、こういうように答えようとは思いませんか。 ）