2013年3月22日金曜日

四コマ漫画のすばらしさ

イヌフグリ 英名はBird's eye 古利根川土手にて
「おーい 栗之助」 森 栗丸作

人間は時に残酷

この小さき可憐な花に

たくさん咲いている!! イヌフグリ!!
この名をつけたのはなぜ?

別名ヒョウタングサ
今日は顔しか見せませんから

毎朝、楽しませてもらっている、この四コマ漫画。今朝はイヌフグリが主題であった。色といい、形といい、セリフといい、どれ一つとっても群を抜いている。画そのものを紹介できないのはまことに残念。青字で書いたのは、主人公である犬の栗之助くんのせりふだ(ろう、紫字は女の子のセリフ)。最後のコマには栗之助くんの左耳がピンと立ち、右耳はだらっと垂れ、顔はしかめっ面の顔が描かれている。最初の栗之助くんの顔は平和そのものの澄まし顔であったのに。

ここ二日ほど風邪気味で、外出を控えていたが、今朝の漫画と陽気に誘われるがまま久しぶりに古利根川の川べりに出た。すでに桜は五分咲き。なたね、水仙など色とりどりの花々が咲いている。鳥たちは梢から梢へと忙(せわ)しげに飛び交う。散歩する人々の動きも軽やかだ。三寒四温。異常な気候も大きな流れは変わらない。悠久の歴史の中に営む、限りある私たちの生を想う。

ところで栗之助くんの最後のセリフと動作が少し気になった。不釣り合いな両耳の姿だ。本気で怒っているのなら、両耳とも揃ってピンと立つはずだからである。人間って仕方がないね、と半分あきらめてのポーズかもしれない。これに反して、聖書は、主なる神さまと私たちの間柄についてどのように述べているのだろうか。

昼はあなたのもの、夜もまたあなたのもの。あなたは月と太陽とを備えられました。あなたは地のすべての境を定め、夏と冬とを造られました。(旧約聖書 詩篇74・16〜17)

「人間が何者だというので、これをみこころに留められるのでしょう。人の子が何者だというので、これを顧みられるのでしょう。」(新約聖書 ヘブル2・6) 

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