2022年2月14日月曜日

みそばに侍り、力を得る

そこでイエスは十二弟子を任命された。それは、彼らを身近に置き、また彼らを遣わして福音を宣べさせ、悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。(マルコ3・14〜15)

 全世界を征服するの計画を立てられたイエスがこれを実行する方法としてガリラヤの漁夫を中心とした十二人ばかりを選ばれたというのはまことに心細いように感じられる。

 しかし、これよりよい方法が無かったから、主は最善の方法を取り給うたに違いない。今日でも、私たちの群れは小さく私たちの同志は少ない。天下は滔々として悪魔の配下に走って行くように思われる。けれども失望してはいけない。

 最初の主のご計画の通りに私たちは主の『身近に置か』れ倦(う)まず弛(たゆ)まずに『福音を宣べ』『悪霊を追い出す』ために働けばよいのである。この中でももっともたいせつなことは主の『身近に』いることであろう。いつでもみそばをさえ離れずにいるなら、ついに『悪霊を追い出す』力も与えられるであろう。

祈祷

主イエスよ、願わくは、私たちを召してつねに『みそばに』侍(はべ)らせ給え。願わくは、この世の恐るべき戦いのために心臆することなく、ただあなたを仰ぎ、あなたにすがって力を得、悪霊をさえ追い出すことができるようにさせてください。アーメン

(『一日一文マルコ伝霊解』青木澄十郎著45頁より参考引用、題名は引用者が便宜的につけている。)

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