イエスは・・・言われた。「おしとつんぼの霊。わたしが、おまえに命じる。この子から出て行きなさい。二度と、はいってはいけない。」・・・イエスは、彼の手を取って起こされた。するとその子は立ち上がった。(マルコ9・25〜27)
このイエスが今もなお生きて私たちとともに在り給うのである。私たちの信ずるイエスは死んだイエスではない。復活し給うたキリストである。昔のままのイエスは今私の傍に立ち給う。この権威あるイエスは『見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます』と仰せ給う。私たちとともに在って、悪魔に勝ち、罪に勝ち、世に勝ち給う。私たちとともに在って私たちの霊魂を救い給うと同時に肉体をも救い給う事、昔も今も変わりは無い。私たちは唯物の世界に住んでいるのではない。霊の世界こそ本当の実在であって、私たちの日常生活を左右する大なる力であることを忘れてはならぬ。
祈祷
神よ、唯物的の思想は私たちを取り囲んで、その捕虜と為そうとしています。願わくは私たちの霊魂を強め、私たちの霊がよく肉を支配し物を支配し、世界とその運命を支配する実を挙げるようにしてください。アーメン
(以上の文章は『一日一文マルコ伝霊解』青木澄十郎著165頁より参考引用し、題名は引用者が便宜的につけた。)
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