2016年11月23日水曜日

徐々にか、それとも断固としてか

だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。(2コリント5:17)

 「(キリストを信ずることは)非常にきびしいテストだ!」とあなたは言うでしょう。私はそれを手助けできません。私はただ神様がおっしゃることをそのまま伝えるだけです。私はそれを置き換えることもできないし、変えることもできません。もしあなたの人生において古いものが過ぎ去らないで、新しく造られ「新生」しないなら、心といのちと愛と目的において全く異なり「キリストのうちに」はいないのです。

 そして、もしあなたがキリストのうちにいないなら、あなたはキリストの外にいるのです。つまり安全の唯一の場所の外側にいることになります。「箱舟に入りなさい」 破壊者の手段の一つはあなたを欺いて、どんな断固たる決断も必要でないと思わせることです。破壊者は「徐々に」ということばが大層好きです。あなたはもっと熱心になるべきです。けれど徐々にでいいのですよ。あなたは救いを見つけるべきです。徐々に。あなたは心を神様の方に向きを変えるべきです。徐々に、と。

 あなたは神様が決してこのことばをそんなふうにはどんなことにも用いられなかったことを考えましたか。そのことばもその意味も救いに言及する全聖書にはどこにもありません。あなたは箱舟に徐々に近づいていって、徐々に入る決心をしたいのかも知れません。しかし、もしあなたが箱舟に第一歩、すなわち外側から内側への第一歩を踏み込まない限り、戸が閉められた時、あなたの最後はどうなるというのでしょうか。

主にあって完成しなさい 
私たちの栄光のかしらである神様
死者からよみがえられたイエスとともに
そして主の権能ある御霊によって導かれる

おお 幸いなる主 これは 私のためですか
ですから 私の全生涯を これから
あなたに 向かってささげる 
ただ一つの賛美の歌と
ならしめてください 

(今日の箇所はhttp://bibletruthpublishers.com/november-23-gradually-or-decisively/frances-ridley-havergal/opened-treasures/f-r-havergal/la97492です。

※Godhold Beck(93)
 今日は勤労感謝の祝日だったが、家庭集会を開かせていただいた。関東地区ではこの日三ヵ所で家庭集会が開かれたが、その内の一つであった。いつもより若干来られる人は多かった。昨日に比べ寒い中、北国では雪の便りが聞かれると言うのに、遠方から皆さんそれぞれ参加してくださったのには頭が下がった。

 メッセンジャーは地元の方、のっけから自身の古本猟書の話から始まった。書名は『ハツォール 聖書の語る巨大な城塞都市の再発見』。この高価な本をわずか100円で買ったということであった。しかし、その本は旧約聖書ヨシュア記11章「ハツォール」の存在を明らかにした聖書考古学の産であった。霊感された聖書記述を、おとぎ話とか神話ととらえたり、聖書批評学を旨とする神学に対して、「神のことばなる聖書」の真実とはいかなるものかがみことばを通して明らかにされた。ベック兄の著書『実を結ぶいのち』から『「宗教」と「啓示」のちがい』についての言及もなされた。引用聖句・結びの聖句はいずれも1コリント1:18〜24であった。

 一方今日は証しもあった。神楽坂からわざわざ来ていただいた。この方は鹿児島出身だが、ご自身がイエス様を信じた時のこと、職場で鬱状態になったことそこから脱出できたこと、そして7月に郷里のお父上が召された前後の様子を、それぞれくわしく話してくださった。

 信じた時のことは今日のハヴァガルの例証どおりであった。この方は言われた。「初めに、神が天と地を創造した。」結局、その神を自分は無条件に信じたということであった。まさしく「漸進的(gradually)」にでなく「断固として(decisively)」であった。

 その方に鬱で会社を休職しなければならないという大変な試練が襲った。しかし、それは「試練とともに、脱出の道も備えてくださる」[1コリント10:13]神様のご愛があったことだと喜んで証言された。

 最後に父上の召される話と仏式で行われた葬儀でどのようにキリスト者として行動されたか正直なお証しをお聞きできて感謝だった。

 今日のその証し者の方の話の中で一ヵ所だけベックさんが登場していた。宮崎県のえびの高原での喜びの集いに参加した時に、両親が「車で送ってくれた時に、ベックさんが車に近づいてですね、窓越しなんですが、挨拶をしてくださったことがありました。」

 こうして、この日もベック兄を通して与えられた聖書の学びや一人一人に示された愛のある交わりの一端を知ることができた。) 

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