2016年11月5日土曜日

拡大された能力

そのしもべたちは神に仕えます( 黙示22:3)

 何が、結局、私たちが今感じているすべての愛だけでなく、無限に拡大された能力を持つ完成されたすべての愛を表現できるのでしょうか。その愛は仕えることにおいて拡充された能力に匹敵する完成されたご奉仕を愛するものです。それは、もし今注ぎこまれれば、イエス様に、心から爆発する愛を示すことのできるものです。新しい賛美の喜びを主のために生きた行動に移すことができるのです。

 主に昼も夜も仕え続けることができます。その中にはいかなる弱さもなく、その憎むべき弱さの陰りもなく、いかなる妨害もなく、全然誤りもなく、誰か他の人がそうした方がはるかに良いと考えたり、あるいは私たちがそうした方がはるかにまさっていると考えることもないものです。つまり動機においても行為においても罪の混じりけが少しもないもの、純粋で完全であり、私たちが愛し、顔と顔を合わせて見ることの出来る方のための奉仕です。これにまさるどんな喜びがあるでしょうか。

 私たちはそのことについて多く語られてはいません。今それを理解できないからです。このすばらしい奉仕の奥義は私たちが上なる主の家に移された時にはじめて語られ、見るものです。天にある私たちのために「あらかじめ備えてくださった(註:用意された)良い行ない(エペソ2:10)」です。

 新しい奉仕はどんなに驚くべきもので満ちていることでしょう。新しい力、新しく完全に一致する仲間 、それは働き人であり、新しい人たち、新しい聖職者ですが。もし私たちの地上での奉仕がほんものであったなら、新しい力でも、そして新しい目的でもなく、同様ではあるが実に主の力、主の栄光たるものであります。
How full of surprises the new service will be!-new powers, new and entirely congenial fellow—workers, new spheres, new ministries; only two things not new, if our earthly service has been true—no new power, and no new end and aim, but the same, even His power and His glory!

 それから完全なメシアの預言「子孫たちも主に仕え(詩篇22:30)」の成就がやってくるでしょう。そして、静かに私たちは言うでしょう(私が思うには私たちは歌うでしょう)「国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです。アーメン(マタイ6:13)。」「私の主で、私の仕えている神(使徒27:23)」がとこしえにほめたたえられますように。

主よ 私にはわかります あなたが
私がお持ちするような奉仕など 必要となさらないことを
しかし 私は 私の王様であるあなた様に 
切に 完全な忠誠を あらわし お示ししたいのです
あなたこそ 私の名誉です 私にあなたへの賛美をさせてください 

(今日の箇所はhttp://bibletruthpublishers.com/november-5-enlarged-capabilities/frances-ridley-havergal/opened-treasures/f-r-havergal/la97474です。例により、訳出に困難を覚えているところは英文を併記しました。

※Godhold Beck(75)

 私たちは、主を愛しているとしても、自分自身の道をも愛してはいないでしょうか。自分の道が妨げられることを嫌います。ですから、主に違う道に導かれると失望するのではないでしょうか。私たちは何かを手にしたい、どこかにたどり着きたいと思う者です。しかし、私たちとまったく異なった方であられる主に似た者とならねばなりません。

 主イエス様はすべてにおいて第一となられるべきです。主に依存することが許されており、それによって主の満たしにあずかることができるのです。満たしは主の中にしかありません。内住するイエス様は、とにかく、私たちとは違います。ですから、私たちは自分自身を否定することによってのみ、満たしを体験できるのです。

 私たちは、自分の人生はすべてうまく行っていると、自負している可能性があります。しかし、突然行き詰まり、間違った道を走ってきたと認めざるを得なくなることがあります。それは、主を見上げ、主の導きを祈り求めることを第一としてこなかったからです。

 ダビデには、良いと思われる考えがありました。

「主は、契約の箱をエルサレムに取り戻したいと思われている。さあ、行こう。」

 神様が何を目的にされているのか、主に尋ねることもせず、運ぶ車を作りました。[契約の箱が落ちそうになったのを押えた]ウザは死に、契約の箱はエルサレムではなく、オベデ・エドムの家にまず運ばれることになりました。〈1歴代誌15:12、13〉) 

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