2022年1月18日火曜日

主のご愛に答えて

水仙に 椿微笑(ほほえ)む 茅屋(ぼうおく)に※ 

シモンのしゅうとめが熱病で床に着いていたので、・・・イエスは、彼女に近寄り、その手を取って起こされた。すると熱がひき、彼女は彼らをもてなした。(マルコ1・30〜31)

 ルカ伝には『ひどい熱』(4・38)とある。この地方は湿地でチブスが流行するところである。この『ひどい熱』がチブスであったとすれば、『立ち上がってもてなし始めた』(4・39)ことが、このように速やかであったのは尋常のことではない。

 この奇跡によってペテロ一家は直ちにイエスを信じたらしい。ペテロは伝道旅行にも妻と一緒に歩いたことは1コリント9章にも見えている。古い伝説によると、ペテロの妻はペテロより先に殉教者となった。彼女が拉致(らち)されて行く時に、ペテロは大いに喜んで彼女が天のホームに帰るのを祝し『主を覚えよ』と言って励ましたと言う。

 パウロの犠牲的独身生活も立派であるが、ペテロのように夫婦相携えて南船北馬し、二人共に殉教の死を遂げたのもまた実に美しいと思う。

祈祷

肉体の病も霊魂の病も二つながら癒し給う主イエスよ、今も昔も変わらないめぐみの御手をのべて私に触り、願わくは、私の熱がひき、直ちに立ち上がって、勇ましくもあなたに仕えさせて下さいますように。アーメン

(※寒中見舞いに、直筆の美しい絵葉書をいただいた。「親切なことばは人を喜ばす。良い知らせは人を健やかにする」箴言12・25、15・30。) 

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